JCALS Economic Analysisによると、表4−4に示すように、マニュアルの編集の自動化や精度の改良を始めとして、後方支援活動の期間短縮、保管スペースの節約などにおいて劇的な改善があるとされている。
表4−4 JCALSの効果
出典:JCALS Economic Analysis 資料よりNTTデータ経営研究所で作成
又、JCALSの代表的な点は、ワークフローマネージャとGDMS(Global Data Management System)である。GDMSにより、従来システムまで含めた全ての情報の管理を行い、その上でワークフローマネージャにより管理されるワークフローに従い、業務を行う仕組みが提供されている。このワークフローでは文書を回覧するだけではなく、その文書をどのように処理すればよいかを示す手順まで組み込めるようになっており、非定型処理においても円滑に業務を進めることができる。
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